休職中・休職明けのあなたへ

この文章は、
休職中の方、休職明けで職場に戻ったものの
心身のバランスが揺らいでいる方に向けに書いています。

あくまでも私の例ですが、参考になる部分があれば嬉しいです。

全部読まなくても大丈夫です。
途中まで読んで、閉じても構いません。

復帰できたのに、安心はすぐには来なかった

私は、職場のメンバーからの発言に傷つき、適応障害と診断されました。
3ヶ月の休職を経て、職場に戻りました。

そのメンバーは私が勤務する会社を離れることになり、
復帰後はいない状況でした。

心療内科の主治医や職場の産業医、
職場の人事や上司とも会話しながら、
復帰が決まりました。

不安8割、安心2割といった心境でした。

復帰初日、Slackの情報量に圧倒された

復帰初日。
以前と同じく、在宅勤務です。

会社のチャットツールを開いた瞬間、
想像以上の情報が目に飛び込んできました。

3ヶ月分の、未読メッセージ。
スピーディーに流れていく会話。
自分がいなかった時間の痕跡。

頭が追いつかず、
気づいたら、涙が止まらなくなっていました。

内容がつらかったわけではありません。
ただ、
一気に「戻ってきた現実」に触れすぎた。
そんな感覚でした。

「ゆっくりしてていいよ」が、少しつらかった

復職直後、周囲からはよく
「無理しなくていいよ」
「ゆっくりしてていいよ」
と言われました。

その言葉自体は、ありがたかったです。

でも、
やることがほとんどない時間が続くと、
だんだん気持ちが沈んできました。

暇でいることが、
自分の存在価値を薄くしていくような感覚。


これは、想像していなかったつらさでした。

休職明けに出やすかった、私の反応

集中できる日と、まったく動けない日の差

復帰してからしばらく、
調子の波がとても大きかったです。

ある日は、
「意外とできるかも」と思える。
でも翌日は、
簡単な判断にも時間がかかる。

この差に、
一番戸惑っていたのは、自分でした。

感情を使う仕事のあとに、どっと疲れる

仕事自体は、少しづつ対応できるようになりました。

ただ、
終わったあとの疲れ方が、
休職前とは違いました。

特に、
調整や説明、相手の意図を汲む場面のあと。
体ではなく、感情が消耗している感覚がありました。

「仕事はできた」
「でも、すごく疲れる」

このズレが、しばらく続きました。

チームとの距離は、すぐには戻らなかった

復帰直後、話せたのは2人だけだった

復帰してしばらくの間、
チームの中で、話せたのは2人だけでした。

会話するのが怖い、そんな感覚でした。

その2人が、
業務とは関係のない、
他愛もない雑談をしてくれました。

天気の話。
ちょっとした近況。

そのやりとりの中で、
「あ、今、普通に話せている」
と感じた瞬間がありました。

それが、
とても大きな安心でした。

小さな仕事が、自己肯定感を戻してくれた

簡単な作業を依頼されたことが、救いになった

復職してしばらく経った頃、
チームの人から、簡単な作業を依頼されました。

従来の2倍、3倍の時間をかけながら、1つずつ丁寧に作業しました。
手元のノートには、1つずつ工程を書き出して、終わったら線を引きました。

「ちゃんとできたかな?」「意図とアウトプットがずれてないかな?」
不安でしたが、最後まで仕上げて
「助かりました。ありがとうございます」と言われたとき。

久しぶりに、
自分がチームの役に立てた気がしました。

「役に立っている」という感覚が、大切だった

成果を出した、というより。
必要とされている、という感覚。

この感覚が、
思っていた以上に、心を支えていました。

暇でいるより、
小さくても任されているほうが、
私には合っていました。

産業医との面談で、気持ちが軽くなった

回復には、時間がかかるのが普通だった

復職後、産業医との面談がありました。

その中で、
すぐに体調が戻る人は少ないこと。
多くの人が、
2ヶ月以上かけて、
少しずつ回復していくこと。

そんな話を聞きました。

それを聞いて、
肩の力が抜けました。

自分は遅れているわけじゃない。
今の状態は、特別おかしいわけじゃない。

「そんなもんだ」と思えたことが、
大きな安心につながりました。

少しずつ見えてきた、復活の兆し

未来のことを考えられるようになってきた

復職直後は、
今日をやり過ごすことで精一杯でした。

でも簡単な作業をいくつか完了させ、チームから感謝される。
チーム定例会でも発言できるようになる。

来週のこと。再来週のこと。1ヶ月先のこと。
少しずつ、未来のことを考えられるようになりました。

復帰から2ヶ月経ったとき、今期立てた目標設定の内容を、見てみました。
「ここは役割が変わったからできない」「ここはまだ間に合いそう」
気づけば、目標を修正していました。

上司と相談して、目標の修正内容をすり合わせて、人事に提出しました。

上司は、嬉しそうでした。

焦らなくていい。そのうち、やりたくなる

早く元に戻らなきゃ。
そう思っていた頃ほど、
体も気持ちも、ついてきませんでした。

でも、
焦らなくていい。
そのうち、自分から
やりたくなる時がくる


いくつかの波を超えながら、だんだんと穏やかな波になっていく。

そう思えるようになってから、
少し楽になりました。

休職中・休職明けのあなたへ

うまく戻れていなくても、それは失敗じゃない

休職明けは、
「元に戻る」より
「慣らす」時期かもしれません。

思うようにできない日があっても、
それは失敗ではありません。

また、戻るだけが選択肢ではないと思います。
休職の延長、離職を含めて、いろいろな選択があります。

回復のサインは、派手じゃなくていい

普通に話せたこと。
小さな仕事が嬉しかったこと。
未来を少し考えられたこと。

それも、
ちゃんとした回復のサインです。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。