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アカウント乗っ取りが怖い…二要素認証で不正ログインを防止しよう!

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毎日のように個人情報流出のニュースが…
あなたのアカウントは大丈夫?

様々な企業で「不正アクセス」「情報漏洩」などのニュースが出ています。
自分のアカウントが漏洩していないか、心配ですよね。

▼日本経済新聞:KADOKAWA、25万人の個人情報漏洩 N高生の学歴など

▼日経クロステック:損保ジャパン、Webシステムへの不正アクセスで顧客データなど約905万件漏洩の恐れ

企業側もセキュリティ対策を強化していますが、それも完璧ではありません。

私たちは、ただ黙って見ていることしか、できないのでしょうか?
一人ひとりでもできることとして、「二要素認証」があります。

二要素認証とは?

二要素認証(2FA:Two-Factor Authentication)とは
本人確認を「二段階に分けて行う」セキュリティ対策の一つです。

一般的なログインは、IDとパスワードの入力だけで完了します。

しかし、パスワードが漏れてしまえば、第三者でも簡単にログインできてしまうリスクがあります。

そこで「パスワード+もう一つの要素」を追加するのが二要素認証です。

二要素認証で使われる「もう一つの要素」とは?

  • スマートフォンに届く認証コード(SMSや専用アプリ)
  • 生体認証(指紋・顔)
  • セキュリティキー(物理的なUSBキーなど)

万が一、ログインIDとパスワードを知られてしまっても、もう一つの要素を入力しないとログインできないように設定できます。

二要素認証では、「知識」「所有物」「生体情報」のうち、異なる2つの要素を組み合わせることが基本です。

二段階認証、多要素認証との違い

「二段階認証」「二要素認証」「多要素認証」…似たような用語が多くて混乱しますよね。

用語 意味
二要素認証 異なる2つの「要素(知識・所有物など)」で認証する方式
二段階認証 同じ要素でも2段階に認証する方式(例:パスワード+別のパスワード)
多要素認証 3つ以上の要素で認証する方式

セキュリティレベルとしては「多要素認証 > 二要素認証 > 二段階認証」と覚えておくと良いでしょう。

多要素認証の方がセキュリティレベルが上がる一方で、日々のログイン操作が面倒になってしまいます。

そのため、まずはよく使うサービスや、漏洩してしまうと影響が大きなサービスで、二要素認証の設定をしましょう。

二要素認証の設定方法

ここでは代表的なGoogleアカウントを例に、二要素認証の設定手順をご紹介します。

  1. Googleアカウントにログイン
  2. 「セキュリティ」タブを選択
  3. 「2段階認証プロセス」を選択し、開始をクリック
  4. スマートフォンの電話番号を登録し、SMSで届いたコードを入力*認証アプリ(Google Authenticator)でも設定可能

認証アプリは、「Google Authenticator」や「Microsoft Authenticator」がよく利用されています。

二要素認証に対応している主なサービスと設定方法

多くのサービスで、二要素認証に対応しています。

SNS(LINE、Instagramなど)

LINEではアカウントの乗っ取り被害が多発しています。
二要素認証を有効にしておくことで、アカウント乗っ取り防止に役立ちます。

▼LINEみんなの使い方ガイド:2要素認証を使ってLINEアカウントでログインする

▼ヘルプセンター:二段階認証でInstagramアカウントの安全を確保する

銀行・金融系(住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行など)

不正ログインの被害が増えている銀行・金融系のサービス。
大切な金融資産を守るため、独自に認証アプリやワンタイムパスワードなどの仕組みを用意している場合が多いです。ご利用サービスの公式ページで確認してください。

▼住信SBIネット銀行:スマート認証NEO

▼三菱UFJ銀行:ワンタイムパスワード

クラウドサービス(Google、Apple、Dropboxなど)

プライベートでもクラウドサービスを使う人は多いですが、不正ログインの被害も報告されています。

▼Googleアカウント ヘルプ:2 段階認証プロセスを有効にする

▼Apple サポート:Apple Accountの2ファクタ認証

▼Dropbox ヘルプセンター:2 要素認証のオン/オフを切り替える方法

「面倒だから後で設定しよう」と思っていませんか?
不正ログインの被害に遭う前に、速やかに設定しましょう。

まとめ:よく使うサービス、重要なサービスには必ず、二要素認証を設定しよう

IDとパスワードだけに頼ったセキュリティ対策では、不十分です。

今すぐにできる対策として、まずは使っているサービスで二要素認証が設定できるか確認した上で、速やかに設定しましょう。

特にLINEや銀行、Gmailなどは、アカウントが乗っ取られると多大な影響が出ます。
ぜひ周囲のお友達や親御さんにも教えてあげてくださいね。