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【今さら聞けない】DXって何?【直感的に解説】

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最近ニュース記事で「DX」というワード、見かけない日はないですよね。

DXって聞いたことある?と言う質問なら、
自信を持って「聞いたことあるよ!」と答えられるのではないでしょうか?

ただ、「DXって何?」と聞かれたら、答えられるでしょうか?

「Dはデジタルの略だよね、だからIT的な・・・(お茶ゴクリ)」
という風に、それっぽいことを言ってお茶を濁すしかありません・・・

  • DXってよく聞くけど、何かと聞かれると答えられない
  • なんで最近注目されるようになったの?
  • 私の仕事にも関わるの?

このような疑問について、それぞれ解説していきます。

DXとは?

そもそも、DXってなんの略なのでしょうか?

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略です。
デジトラフォー!」で覚えましょう。(頭にレイザーラモンHGさんを思い浮かべながら)

DXを一言で言うならば、「デジタルの力を活用し、事業や組織を変革する」ことです。

これだけ聞くと、「IT化とは違うの?」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、
違います。

IT化は、これまでアナログで行っていたことを、ITに置き換えることですが、
DXについては、デジタルの力で、ビジネスモデルや組織、会社全体を改革するという、
もっと大きな話なのです。

なぜ最近DXが注目されるようになったの?

DXの概要については掴めたでしょうか?
(誰かに説明するときは、レイザーラモンHGさんをイメージすると、きっと忘れませんよ!)

では次に、なぜ最近DXが注目されるようになったのか?について解説していきます。

理由1:システムが複雑化してしまっている

みなさんは日々の業務で、色々なシステムを利用されていると思います。

「経費精算はAシステム、営業活動の登録はBシステム、顧客管理はCシステム・・・」
というように、それぞれシステムが分かれており、ログインIDやパスワードもそれぞれ覚えなければいけない方も多いのではないでしょうか。

本当は、AとBのシステムを合体させた方がいいけれど、
コストも時間もかかるし、業務フローも最適化しなければなりません。

そんなこんなで二の足を踏んでいる企業が多い中、米国をはじめとした諸外国はDXを推進し、
生産力をあげています。

諸外国からの遅れを取り戻すためにも、DXを推進し、競争力をあげる必要があるのです。

理由2:諸外国から遅れをとってしまっている

米国のGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)を中心に、今やITの分野で
日本は遅れをとってしまっている状況です。

みなさんが日々利用しているサービスも、GAFAなど海外のサービスを多く利用しているのではないでしょうか。
AWS(Amazon Web Service)で障害が起きると、Twitter上で「仕事にならない!」と、お祭り騒ぎになりますよね。

もはや非効率となっている従来のやり方、システムを使い続けているままでは、
GAFAのような企業に置いていかれる一方です。

理由3:経済産業省が後押し

DX推進について、国もバックアップしています。

経済産業省では、有識者による研究会を実施し、DXを実現していく上でのITシステムに関する現状の課題やそれへの対応策を中心に議論を行いました。

ITシステムの見直しに当たっては、デジタル技術を活用してビジネスをどのように変革するかという経営戦略が必要であり、それを実行する上での体制や企業組織内の仕組みの構築等が不可欠です。このため、これらの点についても議論を行いました。

引用:経済産業省

また、DXを推進しないことによる経済損失の可能性について、「2025年の崖」として
同じく経済産業省から提言がでています。

複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合、2025 年までに 予想される IT 人材の引退やサポート終了等によるリスクの高まり等に伴う経済損失は、 2025 年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)にのぼる可能性がある※1。

引用:経済産業省

要は「日本企業よ、DX進めてよ!やらないと生き残れないよ!」ということですね。

自分の仕事にも関わるの?

DXの波が押し寄せて来ていることはわかりましたよね。

しかし、

「経営層や、情報システム部門の人たちの仕事でしょ?」
「営業職だから関係ないや」

と考えている方、ちょっと待ってください!

DXはあらゆる業界・職種に関わってくる話なんです。

事例1:農業

農業は、DXには程遠い分野のように思えますが、
農業×ITで、あらゆる変革が起きています。

事例2:育児

育児だって、デジタルの力で変革が起きています。
「ベビーテック」と言うそうです。

どうでしょうか?

農業や育児など、デジタルとは無縁と思える分野でも、デジタルの力で従来のやりかたを覆す、便利な世界へと変革していっています。


もう「自分には関係ないや」では済まなくなっていますよ!

DX人材ってどんな人材?

DXと合わせてよく聞くようになったのが、「DX人材」という言葉です。


DXを推進するような人材なんだろうな・・・と、なんとなくはイメージできますが、
実際、どんな人材を指しているのでしょうか?

DX人材の職種例

DX人材が担う職種とその説明について、簡単に挙げてみました。

  • プロデューサー・・・DXの推進役。リーダー。
  • ビジネスデザイナー・・・ビジネスやサービスの企画、立案、推進役。
  • アーキテクト・・・システムを設計する人。
  • データサイエンティスト、AIエンジニア・・・データ解析を担当。
  • UX・UIデザイナー・・・システムのユーザ向けデザインの担当。
  • エンジニア・プログラマ・・・アプリやインフラなどのシステムを作る人。

DX人材に必要なスキル

DX人材に必要なスキルとして、以下のようなことがあげられます。

  • ITの基礎知識(ネットワーク、インフラ、アプリ、データベースなど)
  • 最新技術の知見(AI、IoT、RPAなど)
  • UI・UX思考(ユーザ視点でシステムの見た目、使いやすさを考える)
  • プロジェクトマネジメント能力

ITに関する知識はもちろん、ユーザ視点やプロジェクト管理能力など、
幅広いスキルが必要なんですね。

まとめ:DXの波は必ずやってくる。受け入れ活用しよう!

遅かれ早かれ、みなさんの業務にもDXの波はやってきます。
なぜなら、変化をしない組織は、いずれ淘汰されていくからです。

変化は怖いことかもしれませんが、
ぜひDXの波を受け入れて、便利になったデジタルの仕組みをフル活用しましょう!