【実例】職場の苦手な人の心を開くまでの５ステップ

こんにちは。みきです。

私は現在、３名のチームメンバーをまとめるリーダーの役割を務めているのですが、その中の１名とどうしても反りが合わないことがあり、苦労していました。

しかし最近では、その方（以下、Aさん）とも良好な関係性を築けるようになっており、先日「みきさんと話していると、思考が整理されてきてスッキリします。いつもありがとうございます！」という嬉しい言葉まで掛けてもらいました。

そこで、これまでどのようなコミュニケーションを図り、どのように改善してきたのかをまとめてみました。職場での人間関係で悩んでいる方に、少しでも参考になると嬉しいです。

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Step1：その人のことをよく観察する

当然ながら、人は性格や価値観が異なります。そのため、まずは相手を知ることから始めます。

この辺りをその人の言動から観察します。

日々の業務の中で「信頼ポイント」を貯めます。

私のチームは、普段チャットでの問い合わせ対応がほとんどなのですが、ごく稀に「電話で説明してほしい」というユーザーがいます。Aさんは電話対応をとても苦手としていたので、対応を代わると感謝されました。「電話対応できる」という点では、認めてもらえました。

また、対応が立て込んでいそうな場合は「この件引き取りましょうか？」と提案してみました。

このように、1つずつ信頼ポイントを貯めることで、いつかその方の信頼ラインに達して、急に態度が軟化する日が来ます。

また、事あるごとに「ありがとう」と言うことで、ポジティブポイントが貯まります。ありがとうと言う時は「具体的に、出来ればみんなの前で」言う事もポイントです。

おはようございます。お疲れ様です。明日もよろしくお願いします。
などの挨拶もGOODです。特に話題がなくても口にできるので、コミュニケーションのきっかけ作りや、コミュニケーションを増やすことに役立ちます。

先日、業務相談のため、Aさんと1対1で話す機会がありました。その時間を30分ほど延長して、「本当にいつもありがとうございます」「〇〇の件、〇〇さんがやってくれたので助かりました」などと具体的にお礼を伝えてみました。

すると、Aさんも私に釣られたのか「こちらこそいつもありがとうございます」と言ってくださり、そこから色々な話をしました。

「いつもチームのメンバーに口うるさく言ってしまい、あとから後悔する」「みきさんは対応を先走ることがあるので、ヒヤヒヤしていた」などと、普段抱えていた思いを吐露してくれました。

その間は「そうですよね」「わかります」などと相槌を打ち、ひたすら相手に話してもらいます。「私は〜」などと自分の話はしません。最後は「話してくれてありがとうございます！また話しましょう」などと声掛けして終わりにしました。

以前、Aさんが対応してくれたことに細かい口出しをしてしまい、反発を受けて険悪な雰囲気になってしまったことがありました。

その反省から「こうしたほうがより良くなる」程度のちょっとしたアドバイスは控え、仕事をまるっとお任せするようにしました。

すると、Aさん仕事の進め方について相談してくれるようになり、相談された部分だけ自分の考えを伝え、他の部分は「いいですね」「それで行きましょう」などと声かけするようにしました。

仕事の細かい面まで上司や先輩などの指示通りにすると、なんだか「作業」に思えてしまいますよね。多少失敗しても、他の方法の方が良いように思えても、自分で考えて自分で動いた仕事の方が、仕事の面白さを感じられるはずです。

以前Aさんが「有給の利用期限が切れて、有給が数日無くなった」と笑いながら言っていたことがありました。その方は笑い話として話していましたが、私自身は有給は期限内に使ってきたので、単純にもったいないな〜と思っていました。

そこで、チームの定例ミーティングの最後に「おやすみ取りたい方はカレンダーに入れて下さいね」と、定型句のように言うようにしました。

するとAさんから「この日休んでもいいですか？」「この日ちょっと抜けていいですか？」と相談してくれるようになりました。以前は「なんとなく休みにくい、言いづらい」という雰囲気があったようです。

口に出して伝えること、繰り返し伝えることは大事だなと思いました。

いかがでしたか？

私も最初はAさんとのコミュニケーションが嫌になり、会社を辞めてやる！と思った事もありましたが、自分で出来る工夫を重ねていき、少しずつですが良い関係を築けるようになってきました。

もし職場に苦手な方がいる場合に、参考になると嬉しいです。