人から信頼され、好かれる人の5つの習慣|今日からできるコミュニケーション術|みきヘルプデスク
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職場で信頼され、好かれる人の5つの習慣

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職場で信頼関係を築く5つのポイント

新しい職場や初めてのチームでは、「早くなじみたい」「話しかけやすいと思われたい」と感じることが多いものです。
でも、信頼関係は一瞬で生まれるものではなく、小さな行動の積み重ねで育っていきます。

今回は、転校や3度の転職を通して感じたこと、そして周りの人を観察して気づいたことをもとに、「人と信頼関係を築く5つのポイント」を紹介します。

① あいさつをする——最短で「安心」を届ける

あいさつは、どんな環境でも通じる“信頼の第一歩”です。
先に「おはようございます」「お疲れさまです」と声をかけるだけで、相手に安心感を与えられます。

さらに、ひと言添えると印象はぐっと良くなります。
「髪、切りましたか?」
「この前の提案、参考になりました」
小さな言葉でも、“あなたを見ています”というサインになります。

「自分から挨拶するのは苦手…」という人もいると思います。
私も以前はそうでした。そんなときは、まず職場以外で練習してみるのがおすすめです。

マンションでは「おはようございます」「こんにちは」
コンビニの店員さんには「お願いします」「ありがとうございます」

返事が返ってこないと少し寂しいですが、ダメージは小さいです。
回数を重ねることで自然と慣れ、職場でもスムーズにあいさつできるようになります。

② 名前を呼ぶ——“あなたを見ている”のサイン

人は、自分の名前を呼ばれると嬉しいものです。
「田中さん、この件どう思いますか?」
「安野さん、お疲れさまです」
名前を添えるだけで、親近感や信頼感が生まれます。

ただ、名前の読み方に自信がないこともあります。
社内システムで「菅野」という漢字は覚えているけれど、呼ぶときに
「かんのさん? すがのさん?」と迷うこと、ありますよね。

そんなときは、こじつけで覚えるのがコツです。

例:
菅野(かんの)さん→菅野美穂さんと肩を組んでいる場面を想像する
日高(ひだか)さん→“太陽が高くのぼる日”と結びつけて覚える

頭の中で映像化しておくと、次に会ったときにスッと正しく呼べます。
名前を正しく呼ぶことは、相手への最大のリスペクトでもあります。

③ 目を見る、笑顔でいる——非言語の信頼づくり

会話中の目線や表情は、言葉以上に相手に伝わります。
相手の眉間・目・口元を順に見るようにすると、自然なアイコンタクトになります。
1〜2秒見てうなずくだけでも、「聞いてもらえている」と感じてもらえます。

マスク越しでも、目尻の表情や声のトーンで笑顔は伝わります。
オンライン会議でも、自分が話すときにカメラを見る意識を持つだけで、印象は大きく変わります。

④ 個人情報を覚える——次回の会話を「続き」にする

信頼関係を深めたいなら、相手の情報を覚えておくこと。
出身地、家族構成、ペットの名前、誕生日など。
雑談で出た話題を少しだけ覚えておくと、次の会話がスムーズになります。

私が新卒で入った日系企業では、上層部との飲み会が多くありました。
なかなか会う機会がない人とは、次に話すきっかけを作るのが難しい。
そんなとき、私は帰りの電車でメモアプリを開き、会話に出たことを3行だけ記録していました。

例:「新潟出身」「お嬢さんが春から小学生」「柴犬タロを飼っている」

次に会ったとき、似た話題が出たタイミングでこう声をかけます。
「たしか、新潟ご出身でしたよね」
「お嬢さん、今年小学生でしたっけ?」

すると、「よく覚えてるね!」と笑顔が返ってきます。
印象に残りやすくなり、顔と名前を覚えてもらうきっかけにもなりました。

ただし、メモを取るときはセキュリティにも配慮しましょう。
フルネームや社名などは避け、自分だけにわかるメモを残すのがおすすめです。
(例:「Sさん=柴犬タロ」「Nさん=雪国出身」など)

⑤ よく観察して、さりげなく気遣う——“小さな助け”が大きな信頼に

信頼される人は、よく観察しています。
「今日は少し元気がないな」「急いでいそうだな」——そんな小さな変化に気づける人は、自然と頼られます。

観察のポイントはこの3つです。

・声のトーンや話すスピード
・表情や姿勢の変化
・作業の手の止まり方や返信の速さ

ちょっとした気づきを、さりげない言葉に変えてみましょう。
「今お時間、大丈夫ですか?」
「暑いので、少し窓を閉めましょうか?」
「前に好きって言ってたお菓子、また買っておきました」

また、“気遣いグッズ”を持ち歩くのもおすすめです。
・ウェットシート:手が汚れたときにサッと渡せる
・ポリ袋:ゴミ箱が近くにないときに便利
・ボールペン:何か書く場面でさっと貸せる

こうした“小さな助け”は、言葉以上に心に残ります。

まとめ——信頼は「小さな一貫性」の積み重ね

人と信頼関係を築くために、特別な才能はいりません。
大切なのは、小さな行動を続けることです。

・あいさつをする
・名前を呼ぶ
・目を見る、笑顔でいる
・個人情報を覚える
・よく観察して、さりげなく気遣う

この5つを意識するだけで、「感じがいい人」「話しかけやすい人」と思われるようになります。
信頼は、いっぺんに生まれるものではなく、日々の積み重ねで少しずつ育つもの。
明日からの一言を、やさしく丁寧にする習慣をつけてみてください。