「数学アレルギー」のあなたへ
国語は得意だったけど、数学は苦手だったなあ。
私も。数字を見ただけで、思考が停止するんだよね。
私も学生時代、数学は大の苦手でした。
高校受験のときも、国社で点数を稼いで、数学は諦める。
理科は計算問題は全部スルーし、生物など暗記問題で点数を稼いでいました。筋金入りの数学嫌いです。
社会人になってからも、普段はExcelや電卓があるので大きく困ることはありません。
でも、たまに数学が得意な人が「売り上げが◯円で、この商品の売上が◯%だから、全体比◯%だね」とサッと口にすると、思わず拍手を送りたくなるんです。
私のような悩みを抱えている方、少なくないと思います。
そこで今回は、社会人が最低限おさえたい計算スキル5選 を、わかりやすい会話形式で紹介します。
社会人が最低限おさえたい計算スキル5選
①割引率
あら、1,680円の牛肉に3割引シールが貼ってる。
いくらになるんだ?電卓電卓・・・
まずは1割を考えよう。
1680円の1割は168円。これを約170円にしちゃう。
170円+170+170で510円。
最後に1680円から510円を引いて、約1170円だよ。
最後のステップで、元の数字から引くところで
わからなくなるんだよね・・・
もう1つの方法もあるよ。
「3割引」=7割支払うと変換して考えるの。
1680円をざっくり1700円だとする。
1700円の3割引ということは、つまり7割支払う必要あり。
1700×0.7→170×7→約1190円。
②割り勘の計算
飲み会のお会計が5万円だったよ。
8人で割り勘する場合、1人いくらかな?
割り勘の場合は、九九を使って「人数の段」で考えるとラクだよ。
人数に何を掛けると合計額に近くなるのか考えよう。
8人×6,000円=48,000円。あと残り2,000円。
8×250円=2,000円だから、1人6,250円!
割り勘の計算をする際は、アルコールが入っていることも多いので、余計に計算が難しくなります。
数字が苦手な人が、飲み会でここまでできたらスバラシイです。
③1時間あたりの時給
1ヶ月の手取りが30万円。
月20営業日だとして、1日8時間勤務なんだけど、1時間あたりの時給に換算するといくらなんだろう?
月の総労働時間は、20営業日×8時間で「160時間」だね。
300000円÷160=1,875円
1時間あたり「1,875円」だよ。
時給の計算は、「月に何時間働くか?(働いたか?)」を求めてから、計算しましょう。
月給÷月間労働時間=時給 です。
④割合
今月の問い合わせ数は200件か。先月が250件だったんだけど
前月比何%だろう?Excelで計算しないと・・・
200÷250 それぞれの数字を50で割ると 5分の4。
5分の4ってことは80%。
前月比80%だね。
⑤伸び率
今月の売上額は300万円だった。先月は250万円だったんだけど
どのくらい伸びてるんだろう。
(300÷250)÷250=50÷250=0.2
前月比120%だね。
まとめ
「数学が嫌い!」「数字を見るとフリーズする」
…そんな同士のあなたに伝えたいのは、社会人に必要な計算は意外と少なく、シンプルだということです。
- 割引 → 「まずは1割を考えよう」「つまり⚪︎割払うんだな」
- 割り勘 → 人数に掛け算して近づける
- 時給 → 月給 ÷ 月労働時間
- 割合 → 両方を同じ数で割ってから計算
- 伸び率 → (今年−去年)÷去年
スーパーでシールを見たとき、飲み会で割り勘するとき、
この5つを思い出して、ちょっと計算してみてください。
計算に慣れて習慣化することで、計算スピードも上がり、苦手意識も薄れていきます。
一緒に、数字と仲良くなっていきましょうね!